2007年 12月 20日
物の見方 「糸口」 その4~時代の力、時代の匂い~
 桂離宮を設計したのは、遠州ですが、これに実際に携わり、

各頭領を指揮した棟梁位になると、調和の美を識っていて、

出来上がった書院のなげしに、ちょうな なぶりを施しています。


 〇 石工の親方も、しかり、石垣組むのにも、ただ石を積み上げるだけでなく、

   夫婦天端(みょうとてんぱ) 子持天端 など多採な手法で風景、自然との調和と

   品格ある趣を醸す事に成功しています。

c0148748_11191144.jpg

 (石垣の一番上の、石積みを、天端といい、石工の腕の見せ所であり、
                                 遊び処であったそうです。)
c0148748_11201919.jpg

 (今では、昔のような風情ある、石垣は少なくなり、いい夫婦天端、
                         子持天端 は、見つけられませんでした。)


c0148748_12183284.jpg

  <福岡市南区にある 個人邸の 石造空間>

千坪に及ぶ広さの、軽 斜面全体を、石がしっかり根をおろしながら、

這い上がった感じだそうな・・・・

 半生をかけて、この空間を築かれた邸の主(故人)は生前、

「石が石を呼び、自然に石が集まってきて、自ら姿を決めた」と・・・・

「自分の意思が、働いてるのではなく、宇宙の背後にある、何かの力が作用して、

 私は、その力を介して、動いたにすぎない」と・・・・

(公開されていないらしいが、一度見たいものです)



c0148748_13404193.jpg















<白水溜池堰堤 大分県竹田市>

google earth で見られます。


c0148748_13465441.jpg
 

 〇 その他 垣根の拵え方もしかり、借景の取り込み方もしかり、

   「時代の力」というものは、それぞれの、その時代全体を、

   覆い尽くす様に、育み、その匂いを放ちます。


 〇 鎌倉時代には、建築にも、仏像彫刻にも、書も絵も、特にその匂いがあり、

   この時代の、何か一つにでも、精通している人には、焼き物を見ても、

   「これは鎌倉だ!」と判るそうです。
c0148748_11425126.jpg




 〇 奈良、平安、室町、しかり、北大路魯山人は、古瀬戸、蕨手印花文の水注ぎを、

   その力強さの中にある、優美さから、鎌倉初期 藤原時代と断定しましたが、

   それは後に、発掘陶片等により、証明されました。

c0148748_11434540.jpg

           (古瀬戸 蕨手印花文壺 鎌倉中期位)

                                     続く・・・・

     
  文章 ほっこり父ちゃん タイピング ほっこり母ちゃん

             コメントは ほっこり日記へ・・・・
by hokorin-touchan | 2007-12-20 13:03 | 物の見方


<< 「やまとことば」 その四~餅 秘密~ 「物の見方」 補足と休憩 >>