2008年 01月 08日
やまとことば その五
 〇 前に サ行音は、凝縮 を現す音義があり、

   大方、狭小、沈静を示し、静かに風の吹く音や、水の流れる音、などに使われると

   ・・・・(サラサラ、スイスイ、ソヨソヨ など)


 サ ・・・・ 小 沢 咲く 清カ(サヤカ) 早

 シ ・・・・ 締(シメル) 絞(シボル) 縮(シマル) 静(シズカ)

 ス ・・・・ 少(スクナ) 窄(スボム) 巣 素 澄 濯(ススグ) 洲(ス)

 セ ・・・・ 狭 迫 背

 ソ ・・・・ 削(ソグ) 反る 染(ソム) 添(ソエル)


 〇 反対に、拡張、躍進を表すのは、ハ行で 生命発現、成長と

   上下、左右、過去、未来に広がる、意義に使われます。


 ハ ・・・・ 葉 羽 春 花 張 早 原 母

 ヒ ・・・・ 一 開(ヒラク) 広 昼 日 火 陽 氷(ヒ)

 フ ・・・・ 二 古 経 殖(フユ) 振 降

 ヘ ・・・・ 経(ヘル) 舳(ヘ)

 ホ ・・・・ 穂 火 矛(ホコ) 秀(ホ)


 〇 ラ行音は、頭首音 には使われず、尾音となり

   は そら き さ まる こ むれ ひ など
   
   又、物音の韻 となり、カラカラ、コロコロ、などで、

   クダ ンゴ ーペ ース ーソク などはすべて、
                         後世に外国から入ったもの。


 〇 前に「破裂音」 パ ピ プ ペ ポ は初期日本語にはなかった、と書きましたが

   小さい促音 ッ ャ ュ ョ なども、使われていません。

   これらは中国から文字が入ってのち、それを読むために、発達したものです。


 〇 言葉は文化です。

   五母韻をもつ言葉は、日本語の他にも、スペイン語 ラテン語 ロシア語 

   ポーランド語 現代ギリシャ語などがあるが、日本語のような

   整然とした五十音図的表記できる言語は、他には存在しません。

   (例えば、英語のABC などは、ギリシャ文字のα(アルファ) β(ベータ)から
                         発展させた、発音の記号でしかありません。) 


 〇 「やまとことば」は、その成立当時から宇宙の法則に則った、

   整然とした体系を持っていました。

   このことから、古代日本には、それなりの高度な文化があったはずです。


 〇 しかし ここで何かおかしい、変だと、感じられませんか?

   そうです、たしか、あいうえお 五十音は、

   明治の始めに小学校教育のため創られたはず・・・・・

   それ以前は、「い ろ は に ほ へ と」 しかなかったはずでは? 

                                        続く
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by hokorin-touchan | 2008-01-08 11:57 | 日本語の語源


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